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169-参-国民生活・経済に関する…-3号 平成20年02月27日

都市と地方のくらし(限界集落、コミュニティビジネス)


○中谷智司君 ありがとうございました。民主党の中谷智司と申します。中谷参考人とは違いまして、真ん中の中に山谷の谷でナカタニと申します。よろしくお願いします。

 お二人のお話、本当にそれぞれの立場から非常に楽しく分かりやすく勉強をさせていただきました。私の地元は徳島県でして、徳島県は過疎の集落だとか限界集落というのがたくさんありまして、人口減少や高齢化、地域社会の崩壊が進んで大きな問題になっている地域がたくさんあります。これらの集落に住む方々が誇りを持って幸せに生活ができるような地域づくりをしていかなければならないなと、私も徳島県内を隅から隅まで歩いてたくさんの方々とお話をさせていただいて感じています。これらの地域の方々とお話をしていると、やはり生活が厳しいというようなお話をよく伺います。

 しかし、そういった地域の中でもやはり明るく元気に幸福感を感じながら生活をされている地域というのもございまして、徳島県でもテレビや新聞などで何度か紹介されたので御存じの方もいらっしゃると思いますけれども、徳島県の上勝町でいろどりという葉っぱビジネスをしている地域があります。よく、人口が四千人を切ってくると行政のサービスが十分に受けられない、そして高齢化率、六十五歳以上の人数が、割合が四〇%を超えていくとその集落は消滅に向かっていくというような話がありますけれども、この徳島県の上勝町は人口が二千四十四人の四国一小さな町で、一九五五年の六千二百六十五人をピークに毎年人口が減り続けています。高齢化率は何と四八%です。数字だけを聞くと、とても幸せに生活をしているように感じられないんですけれども、この町のおじいちゃんやおばあちゃんがとても元気に生き生きと生活をされています。

 このいろどりという事業はどういうものかというと、東京や大阪の高級料亭の日本料理に添えるつまもの、よく日本食というのは見た目を大切にいたしますので、お料理の横に葉っぱを添えたりしているんですけれども、これをしているもので、赤もみじや青もみじや松葉やウラジロなどの葉っぱを山で取ってきて、それを販売する事業をされています。ここでは、年商二億六千万円、出荷を支えるのはおじいちゃん、おばあちゃん、何と平均年齢が七十歳の農家百九十軒で、先ほど小田切参考人が小さな経済が回るといいということをおっしゃられていましたけれども、収入も、もちろん少ない方もいらっしゃいますし、多い方においては何と一千万円を超えるような方もいらっしゃると。

 それで、この上勝のおじいちゃんやおばあちゃんに私もお会いをしてきたんですけれども、生きがいを持って働いているために、毎日が楽しい、私たちが今回求めている幸せだという言葉も聞きますし、忙しくて病気になる暇がないと笑顔でおっしゃいます。老人医療費も全国平均よりもはるかに安くて、寝たきりのお年寄りもこの町には二人しかいない。

 人が幸せを感じる、つまり今回のこの調査会で求めている幸福度の高い社会の構築には、地域づくり、自分の居場所、社会に貢献していると誇りを感じながら生活をしていく、そういうふうな社会をつくっていくことが欠かせないと思っています。そして、私はできれば地域の方々がその地域の資産を生かして自分たちがその中で生きがいをつくっていくことが必要だと思っています。

 先ほど中谷参考人のお話とかも聞いていますと、行政のサポートがない中で由布院はすばらしい地域づくりができたというようなお話をされていましたけれども、お二方、それぞれの立場からで構いませんので、二つ御質問をさせていただきたいと思います。

 自ら地域づくりをしていこうということが大切だと小田切参考人もおっしゃられていましたけれども、こういうふうな地域づくりをしていこう、そしてその中に自分が参加していこう、そして自分が居場所をつくろうとしていこう、そういうために私たち政治の世界からこんなサポートがあればきっかけづくりになるんじゃないかというようなことがあれば教えていただきたいです。

 それともう一つ、こういうふうな町づくりだとか、それぞれの方が自分の居場所づくりができたら、その後にそれらを持続していく、これも大変難しいことだと思うんですけれども、この地域づくりができた後、あるいはそういうふうな自分の居場所づくりや生きがいづくりができた後にそれを持続していくためにはどういうことが必要か、お二人それぞれから御意見をいただきたいと思います。お願いします。



○参考人(小田切徳美君) 二つの質問をいただきました。まず、一番目の点について二つのことを申し上げてみたいと思います。

 行政、政治に何ができるのかということでございますが、基本的には行政、政治の役割は地域を見詰めることだろうと思います。これは実は私ども限界集落を歩きながら感じました。限界集落では言わば地域に対するあきらめ感が漂い始めます。このあきらめ感は、言ってみれば行政から見放された、あるいはだれもこの地域を見詰めていないんだという、そういうことからくるものですから、そういう点では、例えば町役場なり市役所がその地域を常に見詰め続けるような、そういうふうな体制をつくっていく。例えば職員の地域担当制、これは現に今様々な地域で行われておりますが、そういうことが必要とされているんではないかというふうに思います。

 一番目の二つ目でございますが、地域づくりには何よりも重要なのは当事者意識であります。今、中谷委員もおっしゃいましたように、自分たちの問題だというふうにその地域の人々が感じるということが一番重要になります。

 その際、当事者意識を持つためには、いわゆるワークショップという手法が様々なところで行われて実績を上げ始めております。ファシリテーターというふうに呼ばれるワークショップの司会者が集落なり地域に入っていって、その地域の宝を発見する、そしてその宝を基に計画を作って実践するということがワークショップ、あるいは別の言葉で言うと地元学でございますが、こういうものに対して、特にその司会者でありますファシリテーターに対して支援をする、そういう者の派遣を行政がしていくという、そういうことが求められているんだろうというふうに思います。残念ながら人件費に対する支援というものはなかなか行いづらいという実態があります。そのためにこういった活動も行政的には盛んには行われていないという現実があるんだろうと思います。

 御質問の二番目でございますが、地域づくりに動き出した地域に対してどのような対応があり得るのかということでございますが、これは私どもステップアップ戦略なんというふうに呼んでおりますが、地域づくりは常にステップアップしていくものだろうと思います。

 先ほどの手作り自治区で申し上げれば、手作り自治区自体は非常に素朴に、例えば防災組織としてスタートすることが少なくありません。きっかけが地震であったり水害であったり、特に最近、日本の国土はそういう災害に弱い実態がありますから、そういう中で防災組織としてスタートしていく。しかし、次の段階に至ると、これがイベント組織として、特に若者を中心にステップアップする可能性があります。更にそれが成熟化すると、世のため人のために何かできないかということで地域福祉の組織としてステップアップしていきます。そして更に力が付いていくと、先ほどのガソリンスタンドあるいは売店のように経済組織としてステップアップしていくという、そういう実態があります。

 その点で、具体的にどの段階にそれぞれ地域があるのか、あるいはどの段階に誘導するのかというステップアップを行政があるいは見守るサイドが考えながらそれを支援していくということが特に重要ではないかというふうに感じます。

 以上でございます。

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